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2010年09月 アーカイブ

市場参加者の相場観

外為(FX)市場は通貨を売買する市場だから、本来なら輸出入に伴う決済、対外直接投資・証券投資などが取引の裏付けとして存在する。

しかし、現代の外為(FX)市場は一日に世界中で一兆ドル近い(直物、先物、オプション、スワップなどを含めて)取引があるといわれるほど巨大化している。

実需を背景にしながらも、世界中のディーラーは個々の相場観に基づいた投機ゲームを日々展開している。

したがって、市場参加者の相場観は相場にも大きな影響を及ぼす。

ディーラーが何に注目し、どういう相場観に基づいてディールしているかを探ることが欠かせない。

この先、円高・ドル安が進むと見ると、高値でドルを売りたい市場参加者は早めにドルを売ろうとする。

輸出企業や、米国債を保有する機関投資家などがこれに当たる。

一方、なるべくドルを安く買いたい市場参加者、輸入企業や新規に対外投資する企業や機関投資家は、どうせドルが下がるのなら下がるまで待とうとする。

つまり、ドル買いを一時見合わせるわけである。

すると市場では輸出企業などのドル売りが膨らみ、輸入企業のドル買いが後退してしまう。

例えば、米国の景気悪化など明らかにドル先安が見えている時には、こうした「リーズ・アンド・ラグズ」(ドル売買を意図的に早めたり、遅らせたりすること)が巻き起こり、ドル安を加速してしまう。エグゼクティブトレードによると、投機筋などは、こうした大きな相場の流れに乗ってサヤを稼こうとする。

しかし、彼らはドル売りを仕掛けてもいずれ買い戻さなければならない。

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